イスラエル無線給電スタートアップ「Wi-Charge社」とパートナー提携

産業用通信機器や半導体向け検査装置を開発・製造する東朋テクノロジー株式会社（所在地：愛知県名古屋市、代表取締役社長：富田英之、以下 東朋）は、イスラエルで無線給電技術を開発するスタートアップ企業Wi-Charge（ワイチャージ）社とのパートナーシップを発表した。東朋は本パートナーシップに基づき、自社開発製品をはじめとした電子機器を取り扱う部門の商材に、Wi-Charge社が手がける無線給電システムを追加し、生産現場での無線給電システムの提案を開始する。

本システムは、非接触給電に分類される技術を応用し遠距離での無線給電を可能にした製品で、給電には人体や環境に無害レベルの赤外線を用いているため送電効率が非常に高い。現行モデルでは、送電機と受電機間の距離で最大10メートル、最大給電力量で300ミリワットの給電能力を有している。また、ひとつの送電機から複数の受電機へ送電でき、送電範囲内に受信機を設置すれば自動的に場所を特定して順次給電を行う。

本システムは、センサやIoT機器など消費電力の小さな機器への給電線を取り除き、工場内レイアウトの変更などを容易とするもので、東朋はシステム・インテグレーターとして、顧客に対してアプリケーション開発の提案・支援に加え、給電機単体での販売も手がける。

東朋は、工場内のセンサやIoT機器などへの給電への応用を想定しており、本無線給電システムの活用により断線リスクや修復作業の回避、工程のレイアウト変更・機械増設時などによる配線工事の大幅低減が可能であると考えている。また、電源配線の取り回しが課題となって監視装置が設置不可能な箇所へ監視装置の設置を可能とする。

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東朋テクノロジー株式会社
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