稲沢ものづくり開発本部に最新のクリーンルームを備えた半導体製造装置の開発・製造拠点を新設

東朋テクノロジー株式会社(以下当社 代表取締役会長 富田和夫、代表取締役社長 富田英之)は当社の拠点としては最大のメイン工場である稲沢ものづくり開発本部内に、近年の旺盛な半導体製造装置需要に応えるべく、最新鋭のクリーンルーム(クラス100)を備えた開発・製造拠点を新設し5月26日(木)に竣工を迎えた。

稲沢ものづくり開発本部は、平成2年に当社の前身の一つである東朋エレクトロニクスがテイボーを吸収合併し、その工場跡地に翌年に完成させた工場(=本館)を中心に当社のメーカー部門における主要な2事業の最重要 開発・製造拠点として活躍してきた。

 

当社のメーカー部門における主要な2事業とは

①半導体・有機ELなどのフラットパネルディスプレイ向けの製造・検査装置の開発・製造を行うファインメカ事業部

②IoT、無線通信機器の開発・製造を行うエレクトロニクス事業部

の2つであるが、今回新設された新棟は主にファインメカ事業部の新しい開発・製造拠点として設計・建設されたものとなる。

当社の従来の工場においてもクリーンルームは備え付けられていたものの、近年微細化が進む最先端半導体向けの製品においては、非常に厳しい品質水準(クリーン度)が要求されており今回の新棟に建設されたクラス100、クラス1000などのクリーン度が高い環境を活用することにより、製品の品質のさらなる向上を目指していく。

なお、新棟の3階に働き方改革を踏まえ社員がいつでも集える食堂機能を備えた「こもれびひろば」やショールーム、打合せ(会議)スペースを設け、屋上にはリフレッシュ庭園を設け社員の職場環境の向上・多目的イベント、取引先との交流に活用していく。

また屋上には太陽光発電設備や高効率空調機、LED照明(調光式)等CO2削減にも配慮した設備を設置、ドアの取っ手等は全て抗菌対応、非接触型エレベーター、非接触型トイレ等新型コロナにも配慮した設備を設置、「こもれびひろば」、会議室等にはWeb会議対応なネット環境、音響、映像機能も備え、当社のものづくりの中心としての活躍が期待されている。


※クラス100、クラス1000とは気中に含まれるパーティクル(ゴミ)の数を表す値

 数字が小さいほどクリーン度が高い